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TSUKIDE ARTCAMP

 

2023年度

「月出アートキャンプ2023」
「月出アートキャンプ」とは、東京藝術大学の学生やアーティストが集い、地域の方々と一緒に人と森をアートでつなぐアートプロジェクトです。
2回目となる「月出アートキャンプ2023」は夏会期と秋会期に分けての開催となります。夏会期では、各取り組みの制作やワークショップなどが開催。秋会期では、夏会期の活動を経て制作された作品展示やイベントなど多彩なプログラムを通じて新たなアートとの出会いの場となります。
 
夏会期:2023年7月30日〜10月31日(公開制作)
秋会期:2023年11月〜12月(成果発表)
会 場:月出工舎(旧月出工舎)およびその周辺
入 場:無料(一部プログラムは有料)
 
主 催:月出工舎実行委員会
助 成:自治総合センター 令和四年度 地域の芸術環境づくり助成事業
協 力:市原市、月出町会、一般社団法人 Creative Lab SPICA、
    東京藝術大学毛利悠子研究室、岩間賢研究室

この夏、楽しもう。注目プロジェクト4選!

注目①来年、イタリアで開催される「第60回ヴィネチアビエンナーレ国際美術展」に日本代表として選出さされた毛利悠子さんの恒久作品の制作を一般公開します。
◾️毛利悠子|公開制作:8月10日(木)、11日(金)、12日(土)*予定が変わることがあります。

注目②藍染師の岡博美さんを中心に参加者が月出の森をあたらしいかたちで紡ぐ、藍を栽培しながら藍の絵具をつくります。
◾️岡博美|公開制作:7月30日(日)〜8月8日(火)*見学可能     
     藍の生葉染めワークショップ:8月11日(金・祝)〜8月12日(土)各日10時から12時(有料企画)
       料 金:ハンカチ800円(1枚)、スカーフ1,200円(1枚)
       定 員:先着10名程度(各日)
       対 象:幼児から大人まで

注目③ドイツ在住のアーティスト田中奈緒子さんが来春に向けて空き家での舞台づくりに着手。また、中根唯さんが月出の空き家でこの夏よりアートプロジェクトが始動します。
◾️田中奈緒子|作品観覧:8月1日(火)から12日(土)各日11時―14時 *無料
       公開制作:9月16日(土)17日(日)18日(月・祝)*見学可能

注目④東京藝術大学の近藤茉由さんによる絵画展と公開制作を開催。他にも東京藝術大学の学生さんたちが森での暮らしを通して実験的なプロジェクトが次々にはじまります。
◾️近藤茉由|絵画展 :8月1日(火)から9月30日(土)*観覧可能日時は施設開館日に準じる *無料
      公開制作:8月9日(水)、10日(木)、11日(金)、12日(土)各日11時―14時 *見学可能

夏会期と秋会期を通じて、上に挙げた4つのプロジェクトのほかにも、多彩なプロジェクトが実施されます。


森のゆくえ 月出アートキャンプ2023成果発表展

 
会 期:2023年11月3日(金・祝)~12月9日(土)の土日祝のみ
時 間:各日11:00~16:00
観覧料:500円(高校生以下無料)
 
月出アートキャンプは、2014年より実施しているアーティスト・イン・レジデンス事業の一環として、共創する新しいアートのつくり手を支援する目的のために、房総半島の中山間地域に位置する当施設の環境と空間だからこそ可能となる表現に挑む若手作家を招聘しています。
今夏から秋にかけて招聘された大町龍司、近藤茉由、酒井千明は、現在、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程(油画・壁画領域)に在籍しています。
本展は、この3名による作家が現地にて共創した壁画(高さ3.6m 全長16.5m)と月出の森で暮らす中で着想を得た作品が、ひとつの光景として浮かび上がるインスタレーションを発表します。
 
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■出展アーティスト:
大町 龍司|近藤 茉由|酒井 千明
 
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■主 催:月出工舎実行委員会
■助 成:自治総合センター 令和5年度 地域の芸術環境づくり助成事業
■協 力:市原市、月出町会、一般社団法人 Creative Lab SPICA
 

 「里山の小学校でつくる、焚火焙煎珈琲」(おやつ・お土産付き)
日にち:11 月3 日( 金・祝), 5 日( 日), 25 日( 土), 26 日( 日),
    12 月2 日( 土), 3 日( 日), 9 日( 土)
日 時:10:00~12:00 
講 師:小野 剛(野良焙煎人、ヤマドリ珈琲主宰)
人 数:各回3名まで *事前予約制
  料 金:1名3,000円(当日払い)
対 象:直火を扱うため中学生以上(中学生の参加は保護者同伴)
申 込|https://ssl.form-mailer.jp/fms/a7bf4ab9756382
 
「世界にあるいろいろな石を使って、絵を描こう!」
講 師|岩間 賢(美術家・東京藝術大学美術学部准教授)
日にち | 11 月3 日( 金・祝),12月2 日( 土), 3 日( 日)
時 間 | 各日10:00 ~ 12:00
定 員 | 各回10 人程度(先着順)
参加費 | 1,000 円(当日払い)
対 象 | 小学生以上(小学生3 年生以下は保護者同伴)
申 込|事前申込不要
 
 

■-café-TSUKIDEYA×ヤマドリ珈琲(カフェご利用の方は観覧料の割引があります)
11月 は 23日(木・祝)を除く土日祝の各日11:00~16:00 / 15:30 LO
12月 は2日(土), 3日(日) , 9日(日) の各日 11:00~16:00 / 15:30 LO
 

月出の森に展開している岡田杏里、岩間賢、鈴村敦夫、竹村京、田中奈緒子などの常設作品が限定公開されています。
また、今秋からこの森の新エリアで展開している作家の創作過程も垣間見ることができます。
 

2022年度

アーティスト・イン・レジデンスの新しいかたちを目指す「月出アートキャンプ」

2014年に旧月出小学校を「みんなでつくるがっこう」としてセルフビルドによるリノベーションを行い、アーツセンター「月出工舎 ARS TSUKIDE」を開校した。以後、この月出の森を舞台に、その場所のもつ固有性や地域に住む人たちとの交歓を通じて「遊・学・匠・食」をテーマに、今から地続きの10年後の未来を多視点な角度から捉え、美術も、建築も、音楽も、デザインも、ダンスも、農学も、社会学も、生命研究も、分野や世代を超えて共振する場をつくり、新しい世界観・知を創生することを目指して活動してきた。事業のひとつであるアーティスト・イン・レジデンス「TSUKDE 1045」は、わたしたちを取り巻く今の環境から、どのように持続可能な社会をつくりはじめることができるか、この月出の森から見つめ直すことを目的に「月出アートキャンプ」を今夏から始動した。
9月から約2カ月に渡り5名の若手アーティストが、時には穴を掘り、木を切り、食材を採取するなど土臭いフィジカルな体験を通じて制作に挑んでいる。この取り組みを通して制作された一連の作品は、展覧会「月出アートキャンプ2022」にて発表される。また、会期中に参加アーティストによるサバイブなワークショップや食の会、パフォーマンスプログラム、アーティスト・リレートークなども実施する。
展覧会に合わせて、月出工舎の岡田杏里、塩月洋生、鈴村敦夫、チョウハシトオル、岩間賢の常設展示に加え、竹村京が月出学校で使われていた穴のあいた鍋、割れた皿、体育館の時計などを蛍光シルクで縫い包んだ「"修復された: 月出小で使われていたXXX"」のための常設空間が初披露される。また、2019年から5か年計画で取り組んでいる田中奈緒子の「彼方の家」は、大正時代に建てられた古民家をサイトスペシフィック ・インスタレーションとした詩的空間へと蘇らせつつある。この秋には、室内に大きな穴が出現する。毛利悠子は、この地を訪れるたびにその姿を変えていく野外作品「モレモレ:ヴァリエーションズ」を、今秋から来秋にかけて創作の過程を垣間見せながら取り組んでいく。
 
ゲストキュレーター:毛利 悠子(美術家)
企 画:岩間 賢(美術家、月出工舎統括ディレクター)
 
主 催:月出工舎実行委員会
助 成:自治総合センター 令和四年度 地域の芸術環境づくり助成事業
協 力:市原市、市原湖畔美術館、月出町会、一般社団法人 Creative Lab SPICA、
    東京藝術大学毛利悠子研究室、愛知県立芸術大学岩間賢研究室

■月出アートキャンプオープンスタジオ
日 時:2022年9月19日(月・祝)12:00~16:00
会 場:月出工舎
住 所:〒290-0527 千葉県市原市月出1045(旧月出小学校)
 
■参加アーティスト
綾野 文麿、髙橋 凜、中川 麻央、山口 はるか、吉中 媛香


■月出アートキャンプ
会 期:2022年10月29日(土)12月25日(日)の土日祝のみ
時 間:各日12:00~17:00
観覧料:大学生以上500円(高校生以下無料)
 
出展アーティスト
綾野 文麿|Fumimaro Ayano
1992年生まれ
埼玉大学教養学部芸術論専攻卒業。美学校修了。
2021年よりミュンスター芸術大学(ドイツ)への交換留学を経て、現在東京藝術大学美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修士課程に在学。
言語と記憶を通して日常における「形骸化された行為」をテーマに写真やパフォーマンス、テキストなどの多様なメディアを用いて作品を制作している。TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2017で千葉雅也賞を受賞。近年の主な展覧会「室内写真ーCamera Simulacra」(文華連邦、2020年)、「EX/ON」(dragged out studio、2020年)などで発表。
 


髙橋 凜|Rin Takahashi
1996年生まれ 東京都出身
名古屋芸術大学美術学科洋画コース卒業。2022年Beaux-Arts de Parisで交換留学後、現在 東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修士課程に在学。
パフォーマンス、絵画、ドローイング、映像、音など、あらゆるメディアとあらゆるマテリアルを同一に扱い、現代の不確かさや、人間の曖昧さを表現している。近年の主な展覧会に「デルタ」( 駒込倉庫 KAYOKOYUKI、東京 2021) 、「HOME:House Of My Emotion」(游工房アートスペース、東京 2021)などで発表。

山口 はるか|Yamaguchi Haruka
2001年生まれ 熊本県出身
現在、愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻在学。
立体作品やインスタレーション作品を制作し、幼少期の記憶や痕跡などの瞬間的なシーンを表現する。最近では素材をそのまま活かした造形からさらに環境音や生活音を作品から発することで、視覚だけでなく聴覚やより広い空間へのアプローチを試みている。今回の「月出アートキャンプ」では、この土地だからこその素材を使い、この土地で制作する意味を考える。

吉中 媛香|Himeka Yoshinaka
1996年生まれ 長崎県出身
2021年3月に愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業。
ジェンダーやルッキズム、精神と肉体の連動性を文化人類学の視点から着想し、絵画や写真、インスタレーションの作品を発表している。卒業後は創作活動だけでなく、農作業や野良仕事に励む機会が増えた体験から、今回は「原始的な営み」をテーマに、月出の森の自然と共生することで種のあらゆる可能性について探求していく。


■パフォーマンスプログラム
日 時:11月5日(土) 13:30(開演)14:30(予定)
 
中川 麻央|Mao Nakagawa
1985年生まれ 三重県出身
日本大学芸術学部演劇学科洋舞コース卒業し、2022年3月に東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修了。
身体を表現手段の軸とし、その場が持つ空間や背景にあるストーリー、オブジェクト等モノの持つ存在感、空間・物質・身体の関係性、体の動きによって作用する時間感覚の変化などを考慮し、視覚的・感覚的なパフォーマンス作品を制作する。珍しいキノコ舞踊団、ホナガヨウコ企画でダンサーとして活動後、Amsterdam University of the Arts(AHK), School for New Dance Development(SNDO)にて振付を学ぶ。


The CURRY CAMP
   月出アートキャンプ参加アーティスト髙橋凜によるキャンプ飯ランチ
日 時:11月3日(水・祝)、5日(土)、6日(日)各日12:0015:00
料 金:投げ銭 *売り切れ次第終了
 


里山の小学校でつくる、焚火焙煎珈琲(おやつ・お土産付き)
日 時:11月3日(・祝)、6日(日)各日10:0012:00 
講 師:小野 剛(野良焙煎人、ヤマドリ珈琲主宰)
人 数:3名まで *事前予約制
対 象:中学生以上(中学生は保護者同伴)
料 金:1名3,000円
 


■青写真教室
日 時:11月3日(・祝)10:0012:00 
講 師:綾野 文麿
人 数:8組程度 *事前予約制
対 象:幼児から大人まで(小学生以下は保護者同伴)
料 金:1組500円
 


■ツルピカ泥団子をつくろう
日 時:11月3日(・祝)、6日(日)各日12:0016:00
講 師:山口 はるか
人 数:先着順 *随時参加可能
対 象:幼児から大人まで(小学生以下は保護者同伴)
料 金:無料
 


森で食べられるものを採取して食す会
日 時:11月6日(日)10:0012:00
講 師:吉中 媛香
人 数:8組程度 *事前予約制
対 象:幼児から大人まで(小学生以下は保護者同伴)
料 金:1組500円


ワークショップのお問い合わせ、申し込み先
info@tsukide.jp
 
記載していただきたい情報
1、ワークショップ名
2、日 付
3、参加者全員のお名前と年齢

■アーティスト・リレートーク
日 時:11月5日(土)15:0016:00
参加者:月出アートキャンプ参加アーティスト、他

■-café-TSUKIDEYA×ヤマドリ珈琲
営業日時:10月29日(土)〜12月25日(日)の土日祝
     各日12:0017:00(LO16:00)
 
月出工舎に焙煎工房を開いたヤマドリ珈琲による焙煎珈琲のほか、地元農園で採れた野菜を使ったスープ、地元の小麦と果実から育てた酵母を使ったパンやおやつ、里山に自生するクロモジを使ったお茶など、サトモノの食が集まります。また、月出工舎オリジナルTシャツやコーヒー染めの鞄などの雑貨も販売します。