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TSUKIDE ARTCAMP

 

2022年度

アーティスト・イン・レジデンスの新しいかたちを目指す「月出アートキャンプ」

2014年に旧月出小学校を「みんなでつくるがっこう」としてセルフビルドによるリノベーションを行い、アーツセンター「月出工舎 ARS TSUKIDE」を開校した。以後、この月出の森を舞台に、その場所のもつ固有性や地域に住む人たちとの交歓を通じて「遊・学・匠・食」をテーマに、今から地続きの10年後の未来を多視点な角度から捉え、美術も、建築も、音楽も、デザインも、ダンスも、農学も、社会学も、生命研究も、分野や世代を超えて共振する場をつくり、新しい世界観・知を創生することを目指して活動してきた。事業のひとつであるアーティスト・イン・レジデンス「TSUKDE 1045」は、わたしたちを取り巻く今の環境から、どのように持続可能な社会をつくりはじめることができるか、この月出の森から見つめ直すことを目的に「月出アートキャンプ」を今夏から始動した。
9月から約2カ月に渡り5名の若手アーティストが、時には穴を掘り、木を切り、食材を採取するなど土臭いフィジカルな体験を通じて制作に挑んでいる。この取り組みを通して制作された一連の作品は、展覧会「月出アートキャンプ2022」にて発表される。また、会期中に参加アーティストによるサバイブなワークショップや食の会、パフォーマンスプログラム、アーティスト・リレートークなども実施する。
展覧会に合わせて、月出工舎の岡田杏里、塩月洋生、鈴村敦夫、チョウハシトオル、岩間賢の常設展示に加え、竹村京が月出学校で使われていた穴のあいた鍋、割れた皿、体育館の時計などを蛍光シルクで縫い包んだ「"修復された: 月出小で使われていたXXX"」のための常設空間が初披露される。また、2019年から5か年計画で取り組んでいる田中奈緒子の「彼方の家」は、大正時代に建てられた古民家をサイトスペシフィック ・インスタレーションとした詩的空間へと蘇らせつつある。この秋には、室内に大きな穴が出現する。毛利悠子は、この地を訪れるたびにその姿を変えていく野外作品「モレモレ:ヴァリエーションズ」を、今秋から来秋にかけて創作の過程を垣間見せながら取り組んでいく。
 
ゲストキュレーター:毛利 悠子(美術家)
企 画:岩間 賢(美術家、月出工舎統括ディレクター)
 
主 催:月出工舎実行委員会
助 成:自治総合センター 令和四年度 地域の芸術環境づくり助成事業
協 力:市原市、市原湖畔美術館、月出町会、一般社団法人 Creative Lab SPICA、
    東京藝術大学毛利悠子研究室、愛知県立芸術大学岩間賢研究室

■月出アートキャンプオープンスタジオ
日 時:2022年9月19日(月・祝)12:00~16:00
会 場:月出工舎
住 所:〒290-0527 千葉県市原市月出1045(旧月出小学校)
 
■参加アーティスト
綾野 文麿、髙橋 凜、中川 麻央、山口 はるか、吉中 媛香


■月出アートキャンプ
会 期:2022年10月29日(土)12月25日(日)の土日祝のみ
時 間:各日12:00~17:00
観覧料:大学生以上500円(高校生以下無料)
 
出展アーティスト
綾野 文麿|Fumimaro Ayano
1992年生まれ
埼玉大学教養学部芸術論専攻卒業。美学校修了。
2021年よりミュンスター芸術大学(ドイツ)への交換留学を経て、現在東京藝術大学美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修士課程に在学。
言語と記憶を通して日常における「形骸化された行為」をテーマに写真やパフォーマンス、テキストなどの多様なメディアを用いて作品を制作している。TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2017で千葉雅也賞を受賞。近年の主な展覧会「室内写真ーCamera Simulacra」(文華連邦、2020年)、「EX/ON」(dragged out studio、2020年)などで発表。
 


髙橋 凜|Rin Takahashi
1996年生まれ 東京都出身
名古屋芸術大学美術学科洋画コース卒業。2022年Beaux-Arts de Parisで交換留学後、現在 東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修士課程に在学。
パフォーマンス、絵画、ドローイング、映像、音など、あらゆるメディアとあらゆるマテリアルを同一に扱い、現代の不確かさや、人間の曖昧さを表現している。近年の主な展覧会に「デルタ」( 駒込倉庫 KAYOKOYUKI、東京 2021) 、「HOME:House Of My Emotion」(游工房アートスペース、東京 2021)などで発表。

山口 はるか|Yamaguchi Haruka
2001年生まれ 熊本県出身
現在、愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻在学。
立体作品やインスタレーション作品を制作し、幼少期の記憶や痕跡などの瞬間的なシーンを表現する。最近では素材をそのまま活かした造形からさらに環境音や生活音を作品から発することで、視覚だけでなく聴覚やより広い空間へのアプローチを試みている。今回の「月出アートキャンプ」では、この土地だからこその素材を使い、この土地で制作する意味を考える。

吉中 媛香|Himeka Yoshinaka
1996年生まれ 長崎県出身
2021年3月に愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業。
ジェンダーやルッキズム、精神と肉体の連動性を文化人類学の視点から着想し、絵画や写真、インスタレーションの作品を発表している。卒業後は創作活動だけでなく、農作業や野良仕事に励む機会が増えた体験から、今回は「原始的な営み」をテーマに、月出の森の自然と共生することで種のあらゆる可能性について探求していく。


■パフォーマンスプログラム
日 時:11月5日(土) 13:30(開演)14:30(予定)
 
中川 麻央|Mao Nakagawa
1985年生まれ 三重県出身
日本大学芸術学部演劇学科洋舞コース卒業し、2022年3月に東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修了。
身体を表現手段の軸とし、その場が持つ空間や背景にあるストーリー、オブジェクト等モノの持つ存在感、空間・物質・身体の関係性、体の動きによって作用する時間感覚の変化などを考慮し、視覚的・感覚的なパフォーマンス作品を制作する。珍しいキノコ舞踊団、ホナガヨウコ企画でダンサーとして活動後、Amsterdam University of the Arts(AHK), School for New Dance Development(SNDO)にて振付を学ぶ。


The CURRY CAMP
   月出アートキャンプ参加アーティスト髙橋凜によるキャンプ飯ランチ
日 時:11月3日(水・祝)、5日(土)、6日(日)各日12:0015:00
料 金:投げ銭 *売り切れ次第終了
 


里山の小学校でつくる、焚火焙煎珈琲(おやつ・お土産付き)
日 時:11月3日(・祝)、6日(日)各日10:0012:00 
講 師:小野 剛(野良焙煎人、ヤマドリ珈琲主宰)
人 数:3名まで *事前予約制
対 象:中学生以上(中学生は保護者同伴)
料 金:1名3,000円
 


■青写真教室
日 時:11月3日(・祝)10:0012:00 
講 師:綾野 文麿
人 数:8組程度 *事前予約制
対 象:幼児から大人まで(小学生以下は保護者同伴)
料 金:1組500円
 


■ツルピカ泥団子をつくろう
日 時:11月3日(・祝)、6日(日)各日12:0016:00
講 師:山口 はるか
人 数:先着順 *随時参加可能
対 象:幼児から大人まで(小学生以下は保護者同伴)
料 金:無料
 


森で食べられるものを採取して食す会
日 時:11月6日(日)10:0012:00
講 師:吉中 媛香
人 数:8組程度 *事前予約制
対 象:幼児から大人まで(小学生以下は保護者同伴)
料 金:1組500円


ワークショップのお問い合わせ、申し込み先
info@tsukide.jp
 
記載していただきたい情報
1、ワークショップ名
2、日 付
3、参加者全員のお名前と年齢

■アーティスト・リレートーク
日 時:11月5日(土)15:0016:00
参加者:月出アートキャンプ参加アーティスト、他

■-café-TSUKIDEYA×ヤマドリ珈琲
営業日時:10月29日(土)〜12月25日(日)の土日祝
     各日12:0017:00(LO16:00)
 
月出工舎に焙煎工房を開いたヤマドリ珈琲による焙煎珈琲のほか、地元農園で採れた野菜を使ったスープ、地元の小麦と果実から育てた酵母を使ったパンやおやつ、里山に自生するクロモジを使ったお茶など、サトモノの食が集まります。また、月出工舎オリジナルTシャツやコーヒー染めの鞄などの雑貨も販売します。